岡山大学工学部 数理データサイエンスコース
岡山大学大学院環境生命自然科学研究科
数理データ科学コース

数理データサイエンスコース3年の黒明さんがTORYUMONで最優秀賞

製造業の未来を開く,岡山大学発のスタートアップ「株式会社SEZO」

岡山大学工学部数理データサイエンスコースに在学中の黒明慶吾さん(明石高専卒)は、製造業の設計プロセスを革新するスタートアップ「株式会社SEZO(セゾ)」を創業し、注目を集めています。2024年12月に開催された国内最大規模の若手起業家向けピッチイベント「TORYUMON TOKYO 2024 IGNITE」では、SEZOの事業構想が高く評価され、最優秀賞を受賞しました。

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SEZOのビジョン:製造現場のDXを推進

SEZOは、製造業における技術者の現場業務を、AIとデジタル技術を活用して効率化することを目指しています。従来は経験や勘に頼っていた業務を自動化して支援する、というありきたりの発想を、黒明さんは、さらに工夫を重ねて磨き上げました。独立系ベンチャーキャピタルのF Ventures でのインターンで経験を積み、そして、高専出身学生では珍しく営業トークや人付き合いが得意という個性を活かして、製造業の現場に寄り添った実践的なソリューション事業を立ち上げました。製造現場の業務改善だけでなく営業やマーケティングの支援まで一手に担います。

MDSコースでの学びから起業へ

黒明さんは、MDSコースで学び始めた当初から、日本のものづくりの要である中小企業を救うという夢を抱き、周囲の大人が引き止めるのをものともせず、MDSコースで得たわずかばかりのデータサイエンスやAIの知識を掲げて,東京へ飛び出して行きました。ベンチャーキャピタルでの長期インターンで社会現場経験を積み、休学から1年後にはSEZOの起業準備に取り掛かります。(休学延長の相談のために)先日、岡山へ帰ってきたときには、製造業の課題をデータで解決するという夢を実現するための自身のチャレンジを熱く語り、休学前と比べて大きく成長した姿を見せてくれました。

岡大発ベンチャーにも認定されました。
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kenkyusha/daigakuhatsu-venture-ichiran/

(文責: クラスアドバイザー 関本 敦)

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