岡山大学工学部 数理データサイエンスコース
岡山大学大学院環境生命自然科学研究科
数理データ科学コース

卒業生の声

卒業生へのインタビュー 第1回
森中 宏樹 さん

2019年度 環境理工学部環境数理学科卒業,2021年度 大学院環境生命科学研究科修了,

現在はSCSK株式会社モビリティ事業グループに勤務

Q1:環境数理学科(現・工学部数理データサイエンスコース)を選んだ理由を教えてください。

もともとは数学の教員になりたいと考えていました。そのため,岡山大学理学部数学科も検討しましたが,より多くの選択肢も見てみたいと思い,数学以外も広く学ぶことができる環境理工学部環境数理学科を選びました。

(※注)工学部数理データサイエンスコースにおいても高校・中学の数学教員免許が取得できます。

Q2:卒業研究のテーマはどのようなものでしたか?

スーパーコンピュータに興味があったので,それを利用する研究室を選びました。卒業研究では,台風に伴って発生するスパイラルレインバンド(らせん状降雨帯)の発生と流体メカニズムの関係性について、スーパーコンピュータによる数値シミュレーションを使って評価することを試みました。

Q3:現在の業種を選んだ理由は何ですか?

大学時代に行った研究ではプログラミングが必須でした。その経験を生かして,プログラムを書く,プログラムを使う,といった業種に進みたいと考えていました。私が勤務しているSCSK株式会社は,事業グループが非常に多岐にわたる企業です。現在,私はモビリティ(自動車)のソフトウェア開発に携わる部署に所属していますが,他にも産業や金融,社内文書管理の最適化など,様々なITソリューションを手掛けています。私が環境数理学科を選んだ理由とも重なるのですが,自分の業務を一つに絞りたくないという思いがあり,様々なことができるSCSK株式会社を選びました。

Q4:環境数理学科(現・工学部数理データサイエンスコース)で学んだことで,今のキャリアに活かせていることはありますか?

講義で与えられた課題にどう対処するかや,卒業研究に必要だったプログラミングの考え方など,問題解決のための基盤的なスキルが,現在の社会人生活で非常に役立っていると感じています。

Q5:工学部数理データサイエンスコースへの進学を検討している高校生に向けて何かメッセージがあればお願いします。

私が環境数理学科を選んだ主な理由が「幅広くいろんなことを学べる」ということでした。社会に身を置く中で,データサイエンスは世の中の流行りだと感じています。データサイエンスについて学べるのはもちろんのこと,数学やその応用についても幅広く学べる数理データサイエンスコースは非常に素晴らしいと思います。

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