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関数電卓

理系の学生なら, 四則演算以外にも, 三角関数や指数, 対数関数など を使いたくなると思います.

Python の場合, このような関数を使う前には,

>>> import math
のように, math モジュールを import しておく必要があります.(この辺の 「モジュール」とか import とかいう単語の意味については, 今の段階では 気にしないでください.) 数学関数は, この math モジュールで用意されて いますので, 使う前にこのモジュールを使えるように準備するわけです. 一度 import すると, python を終了するまで, そのモジュールで用意されてい る関数を使うことができます.

math モジュールの関数を使うときには, 関数名の前に「math.」をつけます.

>>> math.exp(2)
7.38905609893
>>> math.sin(3.1)
0.0415806624333
上の例では, e2, $\sin 3.1$ を計算しています.

math モジュールで提供されてる関数には

sin(x) $\sin x$ cos(x) $\cos x$ tan(x) $\tan x$
asin(x) $\mbox{Arcsin} x$ acos(x) $\mbox{Arccos} x$ atan(x) $\mbox{Arctan} x$
sinh(x) $\sinh x$ cosh(x) $\cosh x$ tanh(x) $\tanh x$
log(x) $\log_e x$ log10(x) $\log_{10} x$ exp(x) $\exp x$
などがあります. また, $\pi$e などの定数も定義されてます:
>>> math.pi
3.14159265359
>>> math.e
2.71828182846



Toru Sasaki
2000-08-30