リストは, 「[」と「]」の間に, 数値や変数などを「,」で区切って並べた ものです. 次の例は, 3 つの浮動小数点型数, 1.0, 2.0, -1.0 を並べたリストを 変数 a に代入しています(第 1 行目).
>>> a = [1.0, 2.0, -1.0] >>> a [1.0, 2.0, -1.0] >>> a[0] 1.0 >>> a[1] 2.0 >>> a[2] -1.0リストは数学のベクトルに近いものです. 上のリスト a は 3 つの項目(ベクト ルの言葉では成分)を持っています. 第 0 の項目が 1.0, 第 1 の項目が 2.0, 第 2 の項目が -1.0 です. (項目の番号が 0 から始まっている点には 注意が必要です.) リストの変数名の直後に[項目番号]をつけると, その項目を意味します. 例えば, a[i] は a の第 i 番目の項目を意味します. この i を 添字と言いますが, 添字の使える範囲は, 0 以上の整数で, そのリストの 項目数未満です.
並べるものの型は一緒でなくても構いません.
(通常の配列では, 並べるものは同じ型でなくてはなりませんが)
たとえば次の例では, リスト b の項目は, 整数 10, 文字列 "hello"
です.
>>> b = [10, "hello"] >>> b [10, 'hello']